いもむし

毎晩夜中に起きる出来事。

時刻にして大体3時前後。

どんぐりが私の体にもそもそとよじ登って反対側に降ります。

そして私のほうへ自分の体を向けてオッパイに吸いつきます。

目は閉じたまんまのどんぐり。

寝ぼけたままでもよじ登ってオッパイに吸いつく。

昨日の夜中にその光景を目の当たりにしたパパがどんぐりのことを

「いもむしみたい」と言ってました。

何が起こるかが分からないパパは面白いみたいで一部始終を

笑いながら見ていたそうです。

4月になると今度は下の子をみてあげる側になりますが、まだまだ

赤ちゃんっぽい所が残っているどんぐりです。

そのくせして赤ちゃんを見ると「赤ちゃんだー」と言うのです。

このくらいの年齢になると面白いです。

妙に大人びたり、ハイハイなんぞして甘えた声ですり寄ってきたり。

この前なんて自分が好きな物を独り占めして食べ、パパがどんぐりに

「パパの分は?」と聞くと、どんぐりが目の前にあった竹輪を見て

「ちくわ、たべれ〜」とあしらっていました。

絶妙のタイミングだったのでお腹を抱えて吹き出してしまいました。

そのちくわ、私がちょっとしんどかったので袋のまんま食卓へ出したのです。

欲しい分を自分で袋から出して食べるセルフサービスそのもの。

パパが夕飯も準備してくれたので私はとても美味しかった。

どんぐりも美味しかったらしく、パパが作ったご飯を独り占めし、

袋に入ったまんまの竹輪を「食べれ〜」と言ってたのが滑稽でした。

最近では果物を食べる時に、パパにはあげません。

パパが1つ食べるとしつこく怒っています。

自分の分を取った〜と思っているみたい。

でも私が「おかぁさんも食べたいな〜」と言うと、「はい、どーぞ」と

手渡してくれて、「おかぁさん、一緒に食べようね」とまで言ってくれます。

その光景を見ているパパはいつも焼きもちを焼いています。

取る前に先にどんぐりに「ちょーだい」と言えばいいだけなんだけど。

どんぐりは自分が食べたい物を「おかぁさん、これ、食べていい?」と聞きます。

私が「良いよ」と答えると食べるので、どんぐりも自分に聞いてくれないから

怒るのだと思います。