愛猫のりみー

神戸の実家で猫を飼っています。

白と茶色の雑種。

2000年の夏ごろ、生後3ヶ月位でやってきました。

家族同様です。

名前はりみーでオス。

里帰りするたびにどんぐりがりみーを追いかけまわし、

りみーは逃げ回る。

今年も同じでした。

でも少しりみーとどんぐりの距離が縮まったような。

少しだけりみーを撫でることができるまで近寄って来ました。

人見知りの激しい子なもので大声で走り回るどんぐりは

きっと怪獣のように映るのでしょうか。

10歳といえば決して若くはないけれどまだまだ現役。

そんなりみーが先週から体調がおかしいとのこと。

病院で検査したところ腎臓の機能が働いてなくて

末期の状態ということだそうです。

自力で飲むことは勿論排尿もできません。

毎日点滴のため通院していますがいつ息を引き取ってもおかしくない。

その連絡を昨日の午前中受け、車を運転しながら涙が止まらず、

店に戻ってうがいをしようと間違って洗剤を口に含んでいました。

午後からはPC講座、大丈夫かな?自分に自信が持てませんでした。

講座が始まると、気分は切り替えられた。

時間を作って通ってきてくださっている生徒さん達に最後の

ワードレッスンを無事終了することができました。

今日からはエクセルがスタートします。

近かったらすぐにでも行ってあげたいのに、飛行機しか足がないというのは

やっぱり遠いです。

今朝も母から電話がありました。

電話がある度にドキッとします。

今日もまだ生きていました。

でもいつ逝ってしまうか・・・昨日は思いっきり泣きました。

今日は少し気持ちの整理というか、心の準備をしようと、

りみーが少しでも楽であってくれることを願うばかりです。

お医者さんは入院させてとおっしゃったそうですが、母は通院で

家に連れて帰り、ずっと看てあげたいと言ったそうです。

私も神戸にいたら母と同じことを言うでしょう。

道端で無邪気に遊んでる生後3ヶ月位の可愛い仔猫。

ニャ〜と言いながら私に寄ってきたので思わずそのまま抱っこして

連れて帰ってしまいました。

1ヶ月後に拾った場所を訪れたら、「この猫探しています」のポスターが。

飼い猫だったんだ!

首輪も無く、ノミだらけだったのでてっきり野良ちゃんだと思ってました。

家に連れて帰って先ずはシャンプー、ノミの除去、そしてワクチン。

すっかり綺麗になった仔猫をそのお宅に返しに行ったら、こんなに

大切にしてくれてたのならそちらで飼ってください、と晴れて我が家の

猫となったのです。

あの時のこと、まだ覚えてるな〜

ついこの前のようです。

でも月日はあれから10年流れてる。

主人とも知り合ってなかったんだよね。

私がパソコンを触り始めた頃でよくキーボードを勝手にタッチしては

画面を変えてたな〜。

窓ガラスを拭いてたら中から同じように肉球で拭いている。

食パンみたいな格好で手足を体の中に入れて座ってる姿や

まったりと寝そべっては尻尾の先だけチョコチョコ動かしてる姿。

色んな仕草が可愛かったな〜。

結婚して宮古に来ても1年間はりみーに会いたくてよく泣いていました。

他の猫を見てもなんとも思わない、りみーだからいいんだよね。

でもどんぐりが生まれるとりみーは二番目となりました。

沢山のエッセンスを与えてくれたりみー、ずっと私達の心の中で

生き続けることでしょう・・・。

出会いがあって別れがある、当たり前のことだけど。。。

寒いだろうと暖かい所に寝かしても体をヨタヨタとさせながら

ひんやりとした場所へ移動するみたい。

猫って体温が38度くらいあるそうですが、今のりみーは35度くらいまで

下がってるそうです。そしてひんやりとしたところへ行くのが猫の習性だそうな。

この別れに直面しようとしている今、とても心が辛いし苦しいです。

せめて苦しまないように、それだけしかありません。