無人島アドベンチャーキャンプ2018に参加して

月末に戻りました。

どんぐりがキャンプに参加している間、私は神戸に行っていましたが

運悪く台風12号の影響で欠航になるかもしれないと一日前倒しで

沖縄入りしました。

そして案の定欠航となりました。

今回は往路、フェリーとも欠航の心配が付きまといました。

神戸からの太陽。

儀志布島でも同じ太陽、どんな風に見えてるかな?

さて、念願だった無人島キャンプ。

参加者は見事に各学年、男女とも偏りのないように選ばれていました。

渡嘉敷行フェリー乗り場で見送って以来1週間振りの対面。

我が子が出てくるのをフェリーが入港したところから見ていました。

フェリーが段々と近づいてくる、デッキに出てるかな?

小さな点、皆同じにしか見えないのにどんぐりを探してしまう。

接岸するとドォ〜と人が増えてきた。

どんぐりは中に入っていたみたい。

暫くすると参加者の団体がゾロゾロと。

どんぐりの姿、どこだー!

似たような子は居るけど、

ちょっと違う

いや、やっぱりどんぐり!

痩せてる

焦げてる

人違いかと思ったけどやっぱりどんぐり!

お帰り〜どんぐり!&みんな!

そのまま報告会。

現地での様子がよく伝わってきました。

想像していたよりも過酷な状況だったようです。

行きは大型カヌーを漕いで儀志布島まで渡ったのですが、2時間掛かったそうです。

それでも昨年の半分くらいの時間で着いたそうで、今年のメンバー、よく頑張りました。

中学生はずっと漕ぎっぱなし、小学生は途中入れ替え。

やっぱり年が大きくなるにつれて役割も大きくなりますね。

〜大変と感じたこと〜

・火起こしに4時間掛かったこと

・食糧が捕れなくて梅干しと沢庵だけだった日があったこと

・食事は朝昼夕ではなく、一日2食くらいだったこと

・水汲み場まで600M(本人の感じ)くらい離れていて、12L入りのポリタンクを

運ぶのが大変だったこと

・1週間お風呂に入れなかった

・砂だらけで歩きにくかった

・ビニールシートの布団は少し寒かった

〜楽しいと感じたこと〜

・海が綺麗だった

・星空が綺麗だった

・海の幸を捕るのが楽しかった

・仲間と時間を共有出来て楽しかった

・梅干しとたくあんでさえ美味しかった(食の大切さを知った)

・機械の便利さを再認識した

・人類は短期間でここまで文明の利器を発達させたことを凄いと思った

・仲間と協力出来た

・乾パンの空き缶で炊いたご飯が美味しかった

ざっと感想を聞くと、楽しいと苦しいは半分ずつくらいかな。

どちらも日常では中々経験出来ないことばかりです。

火起こしが出来ないとご飯も食べられない現実を経験し、

海の幸はミーバイ、おじさん、カワハギ、シャコガイ、伊勢海老、サザエなどを捕って

焼いて食べたのが最高に美味しかったらしく、家では何もない時のお助けジャガイモも

現地ではご馳走になったらしいです。

蛇口をひねることもなく、水汲みは自分達で。

洗濯することもなく食器は海水で洗い、勿論入浴もない1週間。

暑さをしのぐため、木と木の間にビニールシートを掛けて木陰を作りそこで

調理などをしたそうです。

寝床はビニールシート一枚

〜どんぐりの感想〜

先ず参加して良かったと感じることが出来た

家族の大きさを感じ取ることが出来た

食べ物の大切さを感じ取ることが出来た

参加者が一人ずつ親に報告していましたがどんぐりは今までにない

感謝の言葉が出てきました。

また泣いてる子も少なくはなかったな〜

〜親の感想〜

食べ物への意識が変わった

今まで嫌いなものは残したり食べなかったのが

出されたものを食べるようになった

きっと「食べ物」から「食べられる物」へと見方が変わったのかな?

荷物の整理が出来ていた

7月の珠算大会の時もそうだったのでキャンプ云々ではないかもしれませんが

使用済みの衣類などが畳んで一つの袋に綺麗にしまってあったので

洗濯しやすかったです。

アメリカ留学の時も割と綺麗に整頓されていたように記憶しています。

現地では大変な思いをしたということですね。

でも最終的には親への感謝の心が芽生えていました

特に体調を崩すことなく、元気に戻って来てくれてよかった

私がこれくらいの年齢の頃は親への感謝の「か」の字もなかったかも

恥ずかしながら結婚して出産してやっと感じるようになりました。

スタッフの皆さま方には感謝以外何も思い浮かびません。

特に感受性について、今の子は遊ぶと言っても数名で会話をすることなく

ゲームをすることが多いです。わざわざ友達と一緒じゃなくても家でも出来るやん?と

思ってしまう。

またゲームがエスカレートして感覚が麻痺していく傾向も感じます。

変な事件が多い。

今の時代は今の時代に添った楽しみ方でもいいけど、根本的な人間らしさを

今一度振り返るきっかけになったのではないかな。

無人島キャンプの目的はいくつかありますが、生きる力を育む、協力する、

自然の有難さなどを肌で感じることです。

一人では出来ないことでも、

一人では考えつかないことでも、

皆と協力し合うことによって千人力。

どんぐりの班は和気あいあいで仲良しだったと聞きました。

とても素晴らしいことだと思います。

そして班のリーダーさんがまた凄い。

本を出版されています。

一般的なキャンプや無人島サバイバルキャンプと謳っている企画は数多くあります。

でも参加者の安全が第一ということから主催者側で用意してくれる部分があることが多い。

そんな中、あえて参加者の自主性を重んじたプログラムなだけに厳しい場面もあったようです。

一つ間違えば危険と隣り合わせだもん、当然ですよね。

毎年応募者が多いこのプログラム、今年参加出来て本当に良かった。

現時点ではこれでキャンプ等については思い残すことがないと言っても過言ではありません。

来年、再来年の夏休みは学業や部活に専念できるはず。

この時期の沖縄は台風が発生しやすく、昨年は数日間短縮したそうです。

今年は往路とも親子含めて台風や海の状況、鳥でハラハラさせられたけど、

全日程実施出来て嬉しいです。

キャンプに参加する前夜、好きなものを好きなだけ食べさせました

キャンプから戻って来た夜も好きなものを好きなだけ食べさせました

折角の沖縄、キャンプから戻って来た翌日はOIST見学に行ってきました。

数年前から宮古島で科学イベントがあり数回参加したことがあります。

その際、見学が出来る旨を知り、一度は行ってみたいと思っていました。

それが今年やっと実現できました。

恩納村なので行く手段は高速バスとOISTシャトルバス。

初めての場所に初めての移動手段とあってこれが終わるまで私は気が抜けませんでした。

OIST凄い!の一言に尽きました。

何が?と聞かれると、

建物が近代的

未来都市

異空間

カフェがとてもお洒落で神戸の美味しいパン屋さんのようだった

色んな国から集まって来ているので聞こえてくるのは全て英語

日本人は受付とガイドしてくれた人だけと感じるほど

海外からの人ばかりでした

デザイナーズマンションかと思った。

こんな素敵な所に学生として通えたら、或いは職員として働けたらと

勝手な想像が膨らむばかり。

宿泊先のおもろまちに戻ると、これまた外国のひとだらけ

ホテルもゆいレールもサンエーメインプレスも台湾?中国?の人たち

宮古島と変わりません

無人島キャンプとOIST見学を終えたら今回の目的は達成、あとは自由行動

春休みのアメリオレゴン留学メンバーがオフ会を開いてくれました

たった3ケ月ほど前なのにとても懐かしく感じました

今まで何回も行ってるけど今回の沖縄はとても充実していました。

私は神戸に帰って母に会えた。

宿が忙しい時期だけど旦那が宮古で頑張ってくれた。

どんぐりの希望を叶えるために親も頑張っています。

旦那と言えば学区対抗の水泳大会で1位を取りました。

長らく留守にしていた分、宿題の現実が待っているどんぐりです。